電子回路基板技術振興財団
   財団の概要
   
 
 電子回路基板技術振興財団設立の趣意

 20世紀における人間活動の発展に、エレクトロニクス技術が大きく貢献してきたことは言うまでもありません。エレクトロニクス技術の成果なくしては今日の目覚しい人類社会の発展はあり得なかったとさえ言えます。
 特に、近年、IT産業の発展とインターネットの普及により、私達の日常生活を含めてあらゆる活動が知識と情報を原動力として展開され、社会が大きく変革して行くなかで、エレクトロニクス技術の果たす役割は計り知れません。

 このエレクトロニクス技術の発展を支えてきたのが電子回路基板技術です。「より小さく、より高・多機能に、より低コストで」というエレクトロニクス製品の潮流は電子回路基板の進化なしには実現しません。なぜなら、製品の小型・軽量化、高・多機能化のためには、電子回路基板をいかにより高密度化・高精度化するか、そしてより多くの電子部品をいかに効率よく電子回路基板上に配置するかの問題でもあり、電子回路基板を中心に高度な回路形成の技術が要求されるからです。

 本財団は、エレクトロニクス技術の発展を支えている電子回路基板の技術進化への大きな期待を背景に、関係各方面のご賛同を得て、平成14年9月に設立、電子回路基板技術分野における基礎技術、応用技術及び生産技術の調査・研究などに対して助成などを行い、我が国電子回路基板技術の振興に寄与しようとするものです。